賑々しさ、個人で生きる考え方。

世界中にいる人々が個々に集まる賑賑しさ。

賑賑しさとは集まり、集団が活動的なさま。活動的な集団は力を持つ。水の中の分子が活動して沸騰するようなものである。インターネットが存在しない時代の賑賑しさとは必ず人の集まった場所が担っていた。しかしインターネットは人が物理的に存在する為の場所ではなく仮想空間を作り出している。仮想空間では現実世界のどの場所からでも個々から集団への参加、所属が可能である。それは世界中で行われているお祭りに誰もがどこからでもアクセスして参加出来るようなものである。

top-world Internet population

人々は所属し、認められる楽しみを求めている。

マズローの欲求段階説では欲求が五段階に分かれる。先進国である日本は戦後、目覚ましい復興のおかげで、安全の欲求は改善され欲求は所属と愛の欲求へと移行した。所属の欲求は自分から近ければ近いほど、大きければ大きいほど(賑賑しいほど)強くなる。ブラジルにいる他の家庭より自分の家族に所属したいと考え、3人のグループより10人のグループに所属したいとなるのは自然である。そしてインターネットに関しては接する機会が多く(人によっては家族、親よりも)、賑賑しさも物理的な集団とは比較にならないほど大きい。

本来集団への所属は難しいものである。バッファローの群れにシマウマが参加するのは無理である。もちろん同じバッファローであったとしても、元来その群れに所属していなければ加わるのは困難だろう。これは集団の自衛にほかならない。人間の世界でも未だに少数民族が沢山あり、所属するには様々な試練や、しきたりがある。そもそも部外者は所属出来ないのが普通だろう。こうしてリスクを最小限にする事で種の存続を守っている。

しかしながらインターネットでは所属が非常に簡単にできる。所属の欲求が至って安易に満たせるようになったことで様々な弊害が現れる事となった。顔が見えない所属は、所属を曖昧にし、承認の欲求を満たす事で所属を確認する。多くの人はFacebookやTwitterに所属しても所属の欲求を満たせず「いいね」「リツイート」をされる事で所属を認識する。一民族であれば認められた長になるには苦労するが、インターネットではボタン一つだ。このボタン一つでは満たされない?100いいねだったら満たされる?1000いいねだったら?10000なら?
承認の欲求、人から認められたい!という現代人の悩みは、所属の曖昧さが生み出したものである。

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Maslow's hierarchy of needs

インターネットの陰。

革命の定義はひとそれぞれ様々だが、革命とは人の生活環境を全て変えてしまうものだ。文字通り全て変えてしまう。インターネットは産業革命と同じく革命である。まさしく今、インターネットによって全ての生活が変わりつつある。環境が変わる、それは良いものも悪いものも全てが変わる。良いものとは大体生活が便利になることである。産業革命で機関車や車ができ人の移動が便利になった。悪いものとは、大抵以前の技術を持った人たち、または技術が必要なくなってしまうことだ。馬から車へ移った時代は、馬車を走らせる人、馬を育てていた人、馬の餌を作っていた人、その作物の種を売る人、肥料を売る人、、、、と連鎖して仕事を失った人が多いはずだ。インターネットの革命でも今まで当たり前だった仕事がなくなっていく。馬と同じ理論であれば情報に関わる全てのもの、映画、本、音楽、etcと情報を物質化して売っていた産業は仕事がなくなっていく可能性が高い。

top-people9/10 people uses Internet in Japan

企業は危うい。

企業は人が集まり製品やサービスを生み出し、提供することで利益を生みだしている。そして大多数の人は企業にお金をもらう為に"集まり"、”作業”をしている。そう、集まって、大多数の人は(その意識はなくとも)作業をしているのだ。作業とは繰り返し同じことを行うことであり、近い将来、作業はインターネットと機械に取って代わることになる。付加価値や新しいこと生み出す人たちは少数である。そしてここに企業の危うさがある。企業が危ういのではない。働いていると思って作業している人たちにとって”企業は危うい”のだ。この文章を読んでいるあなたも危ういのである。これを書いている私もである。なんていったって大多数が作業をしないと世の中が便利にならない時代だったから。あなたのおかげで世の中が便利になっていたのだ。

そしてその時代も変化の時を迎えている。企業は人を必要としなくなり、製品やサービスを生み出す為のコストさえ生みだせば存続できる。つまり企業は少数派や株主を満足するだけの利益を稼げばいいのである。人が機械に置き換わることで負担が減るのだ。日々同じ事の繰り返しをよしとする仕事をしてきた大多数は少数派から早急に学ぶべきである。少数派、何かを生み出す人たちは常に考え行動している。新しいことを生み出してきた企業の社長ももちろん含まれる。社長も始めたときは個人でありどこかの作業をしていた大多数の一部である。ショートラインのプロジェクトの一つである社長ポケットでは社長の道具やオススメの本に触れてもらい、何かを新しく生み出す「少数派」になるきっかけになれば幸いである。少数派に触れることで一歩前に踏み出せるのは良いことだ。前例があると自分でもできるかも、と思うことができる。そしてその思い込みはとても大事だ。

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個人で生きる為に。

先述した通り人間は欲求の為に生きている。あたかもお金が欲求の対象にあげられことが多々あるが、利益、お金は欲求の対象ではない。お金は道具であり目的ではないのである。所属の欲求であったり、承認の欲求がお金があれば満たされるというのは勘違いである。尊敬はお金では買えない。少数派が尊敬の対象になっているのは新しく生み出したもので利益がでているだけでお金があるから尊敬されている訳ではない。作業ではなく新しいことへ取り組んでいる少数派は利益を生み出していなくても尊敬に値する。お金を持っているが作業しているだけでは大多数と同じだ。では尊敬という承認の欲求を満たす為に、大多数の人はどうすればいいのだろうか。Facebookでいいねをもらうだけでは満たされない。少数派になる為にはFacebookを作りださないといけないのだ。

自ら人が集まる場所を作り出す、つまり賑賑しさである。そしてインターネットでは個人でまたは少数で賑賑しさを作り出すことが可能になった。製品を製造する工場も、在庫もないのである。この仮想の賑賑しさを作り出すことで、人から認められていると実感でき、事実尊敬されるようになる。ではどうすれば人が集まる場所を作れるのか。それは頭を使って考えるのである。これがインターネットや機械には置き換えることができない新しいことを考えることである。それが生きる力になる。個人で生きる力を養わないといけない。

top-ideaKeep small idea in your heart

コンテンツを生み出す。

賑々しさを作るには、見かけではない中身、コンテンツを作る必要がある。日頃から意識して様々なものを見たり聞いたり感じたりすることで、貯めた経験を違う角度で見てみる。そうすると今まで人が考えつかなかったアイデアを手に入れる事ができる。アイデアは日常生活を意識しながら生きる事で比例して増えていく。ただアイデアは鮮度があり、古くなると忘れてしまう。大事なのはアイデアが生まれたら生まれた瞬間から、できるだけ早く行動する事。ノートに書き写すことでも良いし、人に話す事でも良い。何でも実行する事、実行なきアイデアはコンテンツを生み出さない。三日坊主でおおいに結構だ。続けることが大事なのは百も承知だが、この時代は出来るだけ沢山のことを実行して、自分に合うものが見つかれば全力を尽くせば良い。好きなことが見つかれば続けたくなるものだ。

続けているとどこからともなく人が集まる。最初はスローペースで二人から三人、四人とゆっくり集まってくる。最初は非常に遅いが、インターネット上の口コミが増加を加速させる。加速すれば賑賑しさも素晴らしいものになる。もちろんその後、衰退もするであろう。また新しいものを生み出す努力は常に必要だ。

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Ancient people with tools

道具は人それぞれ。

狩りには獲物と道具が必要だ。獲物は食べる欲求を満たす為の目標である。人間は誠に非力で何においても自然に勝つことはできない。だからこそ人間は道具を生み出し、発達してきたのだ。そして狩りをするのに道具は一種類ではいけない。インパラを狩るのか鳥を狩るのかという具合に獲物によって道具を変える必要があるからだ。より多くの獲物を狩る為に試行錯誤も必要だろう。

現代の獲物、、目的となる”賑賑しさ”を作り出す為には道具(手段)を合わせる必要がある。現代の道具は様々である。人によってはお金であり。英語や中国語が話せることであったり、プログラムが書けることであったり、人と上手くコミュニケーションがとれることであったりと十人十色である。このバラエティによって様々な獲物を狩る事ができ、豊かになることができる。

道具を使用する上で大事なことが三つある。一つは自分の道具で目標の制限をかけないこと。槍しか手元になくて飛ぶ鳥を狩ることを諦めるのはばかばかしい。本当に鳥が食べたいのなら新しく道具を作り出すか、道具を改良するかである。槍ではなく弓矢を作るのか、はたまた槍を改良して飛び道具にするか、個人の自由である。限界は頭を使えば取り払う事ができるのだ。二つ目は道具を常に改良すること。新しい道具を作り出した後も古い道具は大事に改良する、そうすればいつか必要になったときも慌てずに対処出来るのだ。三つ目は諦めないこと。本当に食べたい獲物がいるのであれば、様々な方法を考えることが大事である。

top-shortlineWhat can we do for you

ショートラインが行うこと。

今のところ少数派の頭で考え、新しい事を作り出す事が出来る人。そんな人を私たちで増やす事ができたら、個々で賑賑しさを作り出すことができるようになれば、個々の欲求は満たされる。そして世の中はさらに良くなる。世界は近くなる。世界はインターネットでつながっているのだ。同じコンテンツは世界中でも広まる。トヨタのように日本発信のコンテンツで世界中を巻き込んだ賑賑しさを作る事は可能だ。

今書いてきたことはインターネットを主にしているが、人はモノを消費をして生きている。何かを販売している人たちの大多数が作業ではなく考えて仕事ができる人になれば、同じく世の中は間違いなく良くなる。ショートラインでは少数派と大多数の架け橋が造れればと思う。そして近道、ショートライン(短い道)を造るのである。

ショートラインもまたできるところから始めるのはもちろん大多数と変わらない。スタート地点は一緒である。私たちもまた賑賑しさを自分たちで作り出せるよう試行錯誤していくつもりだ。自分たちで作れることで世界への一つの近道になるのだから。

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